フォアハンドのテイクバックで必要な動き

テクニック解説
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今回はフォアハンドのテイクバックで最も重要な動きについてお話しします。
多くのプレーヤーはテイクバックの時に腕の位置やラケットの位置を準備しようとします。
ですが、残念ながら、これではボールをヒットする為のエネルギーを作り出す事はできません。
と言うより、腕やラケットを準備するわけですから、腕やラケットでエネルギーを作り出したことになります。
つまり、手打ちの準備をしているわけです。

できるだけ筋力を使わず、大きなエネルギーを作り出すには身体の中心でエネルギーを作り出す必要があります。
それには身体の中心を準備する事が必要です。
つまり、テイクバックとは身体の中心を準備する事なのです。

では、身体の中心とはどこか?
それは胸椎です。
人の背骨は頸椎7本、胸椎12本と腰椎5で構成されていますが、これらの骨にはそれぞれ役割があります。
腰椎は安定性に特化した骨、胸椎は運動性に特化した骨です。
そして、頸椎は一部が安定性に、そして、もう一部が運動性に特化した骨です。
このような特性を持っている背骨を上手く使う事がテイクバックでは非常に大切です。

先ほど紹介したように、背骨の中で運動性に特化した骨は胸椎です。
テイクバックではこの胸椎を動かすようにするのです。
すると、身体の中心で作ったエネルギーが肩、腕、ラケットと伝わり、無理なく大きなエネルギーをボールに伝える事ができます。

間違ったテイクバックの仕方として非常に多いのは一つは腰を捻るように横を向く事です。
先ほどもお話ししたように腰椎は安定性に特化した骨です。
この事からわかるように、腰をひねって、テイクバックする事は間違いです。
エネルギーが出ないだけではなく、怪我や故障の原因にもなります。
また、お尻自体を横に向けて身体を横に向けようとする方も非常に多いです。
ですが、これも間違いです。
結局は胸椎の動きがなくなった動きになるので、ボールを無理なく打つ為のエネルギーを作り出す事はできません。

一般的に「テイクバックではしっかりと身体を捻って」と言われると思います。
ですが、残念ながら「身体を捻る」の意味が分からないまま、テイクバックをしている方が非常に多いんですね。
その為に、「必要なエネルギーが作れない」「腰が痛い」などの問題を抱える事になります。

ぜひ、テイクバックでは胸椎の動きを感じるようにしてみてください。
その骨が動くようになると自然と手打ちはなくなり、自分がイメージしている以上にボールが勢いよく飛んで行くはずです。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

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