今回は「毎回準優勝・・・」と言う状態から抜け出し「優勝する」為に必要なポイントについて紹介します。
まずはいただいた質問を御覧ください。
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こんにちは。
いつもメルマガを楽しく購読させていただいています。
フィーリングテニスのおかげで、なかなか勝てなかった大会で、結果が出せるようになってきました。
が、今ひとつ壁にぶつかっているので、ぜひご意見を聞かせていただけたらと思い、メールさせていただきました。
その壁というのは、ここ最近、大会ではベスト4以上にははいれるようになっているのですが、いざ決勝!が勝てません。
小さな規模の大会では、それでも昨年で2度ほど優勝があったのですが、このところ、準優勝が4度ほどつづいている状態です・・・・・(泣)
決勝戦で勝ち切って、優勝するためには、なにが足りないのか?と毎回反省し、考えてみるものの、抜け出せない状態です。
人それぞれの理由があるものとはわかっているのですが・・・・・
お忙しいことと思いますが、ぜひご意見をお聞かせいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
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いかがでしょう?
こんな事を感じることはありませんか?
実は上達していく過程には「階段の踊り場」のような時期があるんですね。
努力したからと言って、正比例のように規則正しく上に上がっていくわけじゃありません。
こんな時は真剣に練習してれば、してるほど、不安になるものです。
「このまま練習してても上手くなるの??」
「もうこれ以上上手くならないんじゃないの??」
こんな感じです。
でも、そんな事はありません。
必要な事をしっかりと練習すれば、この階段の踊り場を打破することはできます。
では、一体どんな事に注意して練習すれば良いのか?
私はこんな風にお答えさせていただきました。
良かったら参考にしてみてくださいね。
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いつも応援ありがとうございます。
また、この度はご質問のお便りありがとうございます。
さて、今回のご質問なんですが、少し抽象的なご質問なので、正直お役に立てるか、ちょっと自信がないのですが、私なりに感じる事をご紹介しますね。
まず、実力的には拮抗している状態の場合。
この場合は集中力の持続力が関係している事が考えられます。
簡単に言えば、決勝戦に行くまでに集中力を使い切っていると言うことです。
その為に、決勝では
「よく分からないけど、調子が上がらない・・・」
「いつもはしないミスが増えてしまう・・・」
こんな感じになりがちです。
この場合の解消法は非常にシンプルです。
基礎的な練習をもう一度しっかりと鍛えます。
単調な練習をミスすることなく、ただ、ただ、繰り返します。
ここで飽きてしまってはいけません。
飽きることなく、同じことに対して、注意力を切らすことなく(ミスしないで)ラリーをし続けます。
このシンプルな練習を繰り返すことで集中力の持続力を鍛えます。
ちなみにこの練習はテクニックの練習ではありませんので、テクニックの事を意識しないことが大切です。
どんな打ち方でもどんなボールでもとにかく、ミスをしないでインプレーをひたすら続けます。
一つの例としては1000往復のラリーがおすすめです。
ボレー&ボレーで1000往復
ストローク&ストロークで1000往復
これにチャレンジしてみてください。
集中の持続力が問題なら、これでクリアすると思います。
次に実力差が少しある場合(相手が少し格上)
この場合はすぐに勝つ事を求めるとなかなか相手との差が縮まりません。
段階を踏んで相手を追い越すことが大切です。
そのためにまず、必要な事は試合相手に自分の実力を引き上げてもらうことです。
集中力が高まった状態になると自分のレベル以上のプレーができる事があります。
例えば、自分よりもかなり上級者で勝負にこだわらないでただ、純粋にプレーを楽しめるような状態になると
自分よりもレベルの高い相手であっても、そのプレーに自然に引き上げられ、
普段の自分以上のプレーができるようなご経験はないでしょうか?
このような時は自分が「無」の状態になった為に(勝ちたい!などの我欲が消えている)
集中力が高まり、自然と潜在能力が引き出された状態です。
自分の今のレベルをもう一段階上げるためにはこのような経験が非常に大切です。
ですから、決勝の相手が現状では少し自分よりも高い場合は、相手のプレーヤーに引き上げてもらう事を目的にすると良いのです。
つまり、その試合では「勝ち」を求めるのではなく、ただ、無欲になって相手のプレーに対応する事だけを目的にします。
戦術や、戦略を実行する必要はありません。
そのような物を実行しようとしても自分よりも上の場合は簡単に実行できる物ではありません。
それよりも自分のレベルを引き上げてもらう体験をする方が有益です。
そのために何も考えず、ただ、ボールに食らいついてプレーするだけです。
その結果、相手にポイントを取られても、一段階上のレベルを体験する事が重要です。
このように割り切ってプレーすることでその試合の経験が次回の対戦に非常に大きなメリットとなります。
レベル差があるにも関わらず、勝ちを意識し、焦ってしまうとモチベーションが空回りし、
自分のミスで自滅をする試合をしてしまいがちです。
これでは、せっかくの格上との対戦から学ぶことがなく、試合が終わってしまいます。
そのようにならないようにする事が大切です。
以上が今回のご質問で私が感じたことです。
何分、実際にプレーを見ていないので、かなり想像で物を申し上げていますが、ご了承くださいね(・∀・)b
また何かあればいつでもお便りくださいね。
それでは、頑張ってください!
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いかがでしょう?
こんな風にお答えさせていただきました。
何か参考になりそうですか?
特に後半ご紹介している、「引き上げてもらう」この感覚はとっても大事です。
現時点で実力差があることはどうしようもありません。
大切な事は短期間の間にその差を詰めること。
そして、追い抜くことです。
その為にはより集中力を高める必要があります。
「勝とう!」と思っても、今は難しいです。
そんな風に思えば思うほど、相手の術中にはまります。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
この不思議の勝ちを体験する事が大切なんですね(・∀・)b
本日は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
フィーリングテニス
戸村基貴
写真提供:小林一仁(zonephotography)
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