サーブのトスは體の中心から動けば安定する

サーブ
この記事は約3分で読めます。

今日のテーマはサーブのトスについて。

サーブはトスが非常に重要です。

どんなに素晴らしいスイングをしていても、トスの位置が悪ければ、サーブはイメージ通りに飛んで行きません。
むしろ、スイングが良ければ、良いほど、トスの影響が大きくなる可能性さえあります。

それぐらい、サーブにおいてトスは重要です。

ところが、そのトスを安定させるのが、一苦労な訳です。
「大事な事は分かっているんだけど、中々安定しない・・・」
こんな悩みをお持ちの方は多いと思います。

そこで、今回はトスを安定してあげる為の秘訣についてお話しします。

では、まず、結論を言います。

トスを安定させるには體の中心から動く事。
これが結論です。

トスが不安定な方は、ほぼ間違いなく身体の末端から動いています。
末端とは指先や手のひらです。

指先や手のひらから動くために、動きの変化が大きく、ボールを離すタイミングや位置がいつも変わってしまうんです。
これがトスが不安定になる理由です。

これを、體の中心から動くように変えていきます。
そうすると、指先や手のひらの動きの変化が小さくなって、結果的に安定してボールが上がるようになります。

具体的には、できるだけ肩に近い部分の腕、例えば、二の腕からしっかりと動かすようにします。
すると、手のひら、指先は最後に動く事になります。

この時、腕全体の力が抜けていると手首が自然と折れて(背屈)ボールを下から受けるような状態になります。
その結果、指先や手のひらを使わなくなります。

この状態になれるとボールは自動的に同じように安定して上に上がっていきます。
つまり、トスが安定すると言うわけです。

このように、トスを安定させるには體の中心から動く事。
これがとても重要になります。

ちなみに、これはサーブのトスだけに限った話ではありません。
私達の體は中心から動く事で、強くて、安定した力を伝える事が出来るように出来ています。

その為に、レベルの高い選手は必ず、體の中心から動く感覚を持っています。
もちろん、最初から持っていたわけではありません。

ほとんどの選手はそれを練習で身に付けていきます。
これはサーブのトスに関しても同じと言うわけです。

最初にお話ししたようにサーブのトスはとても重要です。
これが分かっているからこそ、多くの方は「打ちやすい場所にトスを上げたい」と思っています。

ところが、皮肉な事に「安定させたい」と思えば、思うほど、指先や手のひらなどの末端を動かしてしまうんです。
その為に、かえって不安定になるのです。

落ち着いて、指先や手のひらを使わず、出来るだけ、肩に近い部分を動かして、トスを上げてみてください。
驚くほど、簡単にトスが安定する事が分かると思います。

ぜひ、お試しください。

本日のお話しは以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました