サーブのトスの上げ方

サーブ
この記事は約3分で読めます。

今回はサーブのトスの上げ方についてお話ししたいと思います。
サーブにおいてトスは非常に重要です。
ですので、トスの上げ方が気になっている方は多いと思います。
実際、トスの上げ方が自然でないと再現性を失い、トスは安定しません。
また、トスを上げる運動はトスを上げるだけではなく、スイングの為の準備も含まれるので、トスの上げ方はトスの安定性&テークバックの意味を持つ事になります。

では、トップ選手のトスの上げ方を観察してみましょう。
まずはジョコビッチ選手。


出典:Novak Djokovic Serve In Super Slow Motion 2 – 2013 Cincinnati Open

続いて、ワウリンカ選手。


出典:Stanislas Wawrinka Serve In Super Slow Motion – 2013 Cincinnati Open

そして、ナダル選手。


出典:Rafael Nadal Serve In Super Slow Motion – 2013 Cincinnati Open

ここで注目し欲しい事が2点あります。
一つは腕の角度、そしてもう一つは掌の向きです。
3人とも、同じような感覚で使っているのが分かると思います。

「腕はネット方向に自然に伸ばし、手のひらが空を向いた状態でボールを手のひらに乗せた状態でトスをあげる」
非常にオーソドックスなトスの上げ方と言えると思います。

では、今度はフェデラーの画像を観察してみましょう。


出典:Roger Federer Serve In Super Slow Motion 2 – 2013 Cincinnati Open

どうでしょう?
明らかに前の3人とは違うのがわかると思います。

まず、腕の角度が全く違います。
前者の3人がネット方向に腕が向いているのに対して、フェデラーはネットではなく、ネットと平行に近い状態で腕が動きます。
それに伴って、肩の入り具合も前者の3人とは全く違います。
より上半身が捻られた状態でトスを完了します。
この動きはボールに与えるエネルギーが大きくなる利点があると考えられます。

次に掌の向きに注目してみてください。
他の3人が手のひらが空を向いていたのに対して、フェデラーは若干横を向いているのが分かるでしょうか。
少し極端に言うと手のひらからボールが離れるのではなく、若干、親指と人差し指の間からボールが離れるような感じでトスを上げます。
この動きはとても特徴的です。
検証していないので、正直、その理由は分かりません。
ですが、もしかしたら、腕の上げ方を含めた、上半身の使い方が違う為に、このような向きの方がトスが安定するのか?
または、このような向きをしないと、あのような上半身の使い方ができないのか?
いずれにしても、「上半身がより大きく捻られたテークバックに関係したトスの上げ方ではないのかな?」と推察しています。

以上が今回のトスの上げ方についてです。
今回紹介したトスの上げ方が必ずしも絶対とは思いませんが、一般的には前者のようなオーソドックスなトスの上げ方がアマチュアプレーヤーにはお手本になるのかもしれません。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいてありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました