イップスとは?

イップス
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イップスと言う言葉を聞いた事があるでしょうか?
元々はゴルフでよく使われていた言葉です。

ある時、突然、自分の身体が全くイメージ通り動かなくなって、何もコントロールできなくなる症状を言います。
ゴルフではショートパットの時に起こりやすいと言われています。
あの宮里藍さんもイップスでかなり悩まされたようです。
聞くところによると、引退もイップスが原因だと言う事です。

さて、このイップスですが、ゴルファーだけに起こる症状ではありません。
野球のピッチャーや卓球、ダーツ、バスケット・・・
あらゆるスポーツで起こる可能性があります。
そして、テニスにも起こる事が多々あります。

さて、このイップスですが、なぜ、このような症状が出てしまうのか?
一般的にはメンタルや精神的な事が原因であるように思われています。
場合によっては、「心の病」みたいに考えられています。

ですが、私に言わせれば、イップスは精神的な事でも、心の病でも何でもありません。
「目標に対する脳内のイメージと筋肉活動(身体)のイメージのギャップ」が起こっているだけです。
ただ、それだけの事です。

ですから、このイメージを埋めてやれば、簡単に治ります。
心理療法なんて全く必要ありません。
メンタルトレーニングも全く必要がありません。

ちなみに、実は私自身もイップスの経験があります。
私の場合はサーブでなりました。
初級者を対象にしたサービスレシーブの練習中の時、初級者なので無理に緩い力加減をしながら打っていると突然、ボールが自分がイメージしているところとまったく違う所に飛び始めました。

ネットまで届かないボールになったり、後ろのフェンスにまで飛んで行ったりするのです。
私がテニスボールを始めて打った時だって、こんなに変なところにボールが飛んだ事はありません。
ちなみに、その時、腕や手首は「ぐにゃ」?「きゅ」?とにかく、全くコントロールが効かなくなって、ボールが飛んでもない所へ飛んで行くのです。
もう、レッスンどころではありません。
私はそのレシーブの練習を途中で止めました。
多分、その時の生徒さんはみんな「???」だったと思います。
ですが、私はイップスの原因が分かっていたので、その後、自分で直しました。

ちなみに、イップスが治らなくて、私の指導を受けに来てくれた生徒さんが何人もいますが、みんな(全員)ちゃんと治っていきます。
イップスと一口に言っても、その症状の程度は様々です。
重症の人だと、ストロークを打ったら、インドアコートの真上の天井に当たったり、自分のコートの地面にいきなり飛んで行ったりする人もいます。

ですが、こんな方でも、問題なく、イップスは完治します。
イップスは病気でも何でもないので、本当は完治と言うのもおかしいですが。

いずれにしても、イップスでお困りの方は安心してください。
イップスは心の病でも何でもありません。

ただ、目標に対するイメージと筋肉活動のイメージにギャップが起こっているだけです。
これはテニスに限りません。
野球もゴルフも卓球もみんな同じです。
ですから、どんなスポーツでも、このギャップを埋める練習をすれば、自然と、イップスは出なくなります。

イップスについては、原因や改善方法など、まだまだ紹介したい事があるので、順次、記事にまとめていく予定です。

⇒ イップスでお困りの方に

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

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