相手を読む力を磨くには

ヘッドワーク
この記事は約3分で読めます。

さて、それでは今日の本題です。
今日は「読み」について。

スポーツの世界では良く「相手を読む」と言いますよね。
「読む」ってどういう事でしょう?

この事について私が経験上感じている事についてお話します。

では、ご紹介します。
人の意識はエネルギーです。
エネルギーは発信する事も受信する事も出来ます。

つまり、「右に打とう!」とする意識はエネルギーを発信している事になります。
となれば、相手はこの意識を受信する事も可能です。

簡単に言えばこれが「読み」です。
読みとは相手の意識を受信する事と言えます。

読みが長けているプレーヤーはこの受信能力が優れているわけです。
逆に読みが苦手な人は相手の意識を受信する能力が磨かれていないのです。

読みは考えて答えが出る物ではないのです。
例えば、ラジオ、これは受信すれば自動的に音声をキャッチする事ができます。
考える必要もありませんし、またいくら考えてもその内容を当てる事など不可能ですよね。

これとテニスも基本的には同じ。
相手の意識を受信する事は考える事とは違うのです。

逆に言えば、考えていてはこの受信する能力は磨かれません。
もっと言えば考える人ほど、読みは外れます。
それはただの山勘のような物だからです。

以前、静岡合宿の感想をご紹介しましたが、今日は別の方の感想を紹介してみます。

「今回の合宿では、今まで打ったことのない繋ぎのショットを何種類か無意識に打てていて、これまでにない試合展開を感じることが出来ました。
相手がミスして試合が切れた瞬間に、1つ前のボールを自分が返球したことを自覚することも何回か。
チャンピオン側に留まっている時間も長かったような。

相手を感じる、ということはこれまでも無自覚にやっていたと思うのですが、いかんせん興味のベクトルが激しく自分に向いているので、相手による感じ方の違いや、状況による感じ方の違いに意識を向けることはほぼなかったと思います。

ボールとの同調がずれた状態で物理的に距離を詰めてきた相手には、全くプレッシャーは感じず、むしろスキがあるのでコートが広く感じて返球の選択肢も増えて楽に打てる。

逆にボールに同調して待たれていると、実際の距離よりも相手が近くに感じられてコートも狭く、身体的には余裕があるのにどこに打てばよいのか分からなり力任せのショット(だいたいあっさり返されてしまう)

かなり一人相撲、視野が狭いですね。
解放された軽やかさを心がけていきます。」

さて、いかがでしょう?
これって相手を感じた結果なんですね。

特に後半の感想は面白いですよね。
相手が読めているとコートが広く感じられて、逆に相手に読まれているとコートが狭くなって打つコースがなくなる。

この感覚は本当に良くわかります。
自分よりも強いプレーヤーと対戦すると本当に打つコースがないんです。
どこに打っても返される気がします。

なので、どうしても棒球になってしまうか?
または無理をして自分が自滅してしまうか?

こんな状態になってしまうのです。
テニスには実はこんな世界があるのです。

ぜひ、こんな世界をあなたにも楽しんでほしいと思います。
全く次元の違う楽しさを感じる事ができますよ(・∀・)b

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス
戸村基貴

写真提供:小林一仁(zonephotography)

コメント

タイトルとURLをコピーしました