さて、早速ですが、今日のテーマです。
今日は「テニスで振り遅れる4つの理由」についてお話しします。
テニスのミスのほとんどは「振り遅れ」です。
ボールとタイミングが合うと、必ずイメージに近い状態でボールは飛んで行きます。
逆にタイミングがズレると何をしても、イメージとは違う状態になります。
この状態を避けるために、ボールとタイミングを合わせる事が非常に重要です。
ところが、テニスボールは常に変化します。
その為に、タイミングがズレる事が多々あります。
そのほとんどが遅れるケースです。
では、どうして振り遅れてしまうのか？
実は振り遅れは大きく分けると2つのケースに分ける事が出来ます。
そして、それぞれに二つの原因があります。
つまり、突き詰めると振り遅れの原因は4つしかないのです。
では、詳しくご説明します。
まず、相手のボールに準備する為には「動き出し」が非常に重要になります。
ここで出遅れると後も間違いなく遅れてしまいます。
つまり。
「動き出しが遅れたか？」
それとも
「動き出しは遅れなかったか？」
この二つのケースに分ける事が出来ます。
では、一つずつ見て行きましょう。
そもそも、動き出しが遅れてしまうケース。
このケースには二つの原因があります。
一つ目は相手のインパクトの瞬間をしっかりと観ていないケース。
頭の中が他事を考えながら、見ていると「相手がいつインパクトしたか？」
この瞬間を見極める事が甘くなります。
いくら正しい動きが分かっていても、目隠ししたのでは、適切なタイミングで動き出す事は出来ません。
次に考えられる事は動き出す為の準備が出来ていないケース
身体を動かすには必ずその為の準備が必要です。
事前に準備をしているから、その瞬間に動き出す事が出来るのです。
その準備が不十分であれば、動き出しが遅れるのは仕方が無い事です。
動き出しが遅れるのはこの二つのケースです。
では、次に動き出しには問題が無かったケースについて考えてみましょう。
まず、一つ目のケースはやはりボールをしっかりと観ていないケースです。
動き出すまでは「ボールに集中し、しっかりと観ていた」としても。
その後のボールの動きを曖昧に把握していたのでは、やはりボールとタイミングを合わせる事が出来ません。
相手から飛んで来るボールは常に変化しています。
速度が変わり、勢いが変わり、距離が変わります。
これらの変化に対応するには目は常にボールを追い続ける必要があります。
これが出来ていないと、遅れる原因になります。
そして、もう一つのケースはボールを打つ為の身体の動きに原因があるケース。
具体的には身体がバラバラになっている状態です。
身体がバラバラになるとは、自分の手や足が正確に認識できていない状態の事です。
振り遅れてしまうプレーヤーに共通している事は「自分では間に合う」と思っている事です。
誰も「遅れよう」と思って遅れているわけでは無いのです。
では、なぜ、こんな事が起こるのか？
それは、自分の身体を正確に認識していないからです。
例えば。
自分の腕が思っている場所と違う場所にある場合。
この状態で腕を移動させると、ゴールまでに辿り着くまでの時間が誤差が生まれます。
また、腕が想像以上に重い物を持っている場合。
この場合も動き出しに時間がかかる為に、やはりゴールにたどり着くまでに時間が必要になります。
では、現実にこんな状態になるのはどんな時か？
それが身体がバラバラになっている状態と言うわけです。
人の身体はそれぞれの部位が適切な場所に位置している統一された状態と、そうではない状態があります。
統一された状態であれば、時間的誤差を生む事なく、自然に動く事が出来ます。
ところが、一度バラバラになってしまうと、あらゆる動きに誤差が生まれます。
時間的に遅れたり、パワーが出なかったりします。
これがボールに振り遅れる4つ目のケースです。
具体的にどんな動きが統一している状態なのか？
これは個々のショットによって、違うので、ここでは割愛します。
ただ、いずれにしても、突き詰めると振り遅れの原因は4つしかありません。
・相手のインパクトの瞬間、ボールを観ていない
・動き出す為の準備が出来ていない
・相手から飛んで来るボールを観続けていない
・身体がバラバラになる
この4つです。
ご自身がもし、振り遅れる事が多いのであれば、必ず、この4つのどれかに問題があるはずです。
ぜひ、一度チェックしてみてください。
きっと、新しいヒントが見つかると思います。
良かったら参考にしてみてください。
本日のお話しは以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
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