今回は「読み」について。
テニスは相手の配球を読むことができるととても楽です。
読みが良いプレーヤーになる事はとても大切な事です。
では、どうすれば、読みが良いプレーヤーになれるか?
ここで必要なのが「歴史」です。
あなたは歴史が好きですか?
実は歴史ってとっても大切なんですよ。
歴史好きの方はテニス上達します。
でも歴史に興味を持てない人は伸び悩みます。
ではここで質問。
テニスなのにどうして歴史が必要なのでしょう?
歴史とは一体どういう物なのでしょう?
ちょっと考えてみてください。
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いかがでしょう。
あなたが考える歴史とはどういう物でしょう?
なぜ、テニスに歴史が必要なのか?
では私が考える歴史についてお話してみたいと思います。
私にとって、歴史が必要なのは未来を感じる為のタイムマシンだからです。
歴史をデータべースとして蓄積すると未来起こる事が何となくわかってきます。
理由は簡単、同じ人間のする事ですから、
だいたい、みんな同じ事を繰り返すのです。
ただ、パラメーターの種類が多いのでデータの量が少ないとわからないだけです。
精度の高い過去の情報を蓄積していけば、未来を予測する事ができます。
そして、そのデータの量が増えるにしたがって未来を予測する精度も高まってきます。
これは別にテニスに限らず同じです。
どのスポーツにも言えますし、また、株式などのトレードや受験の問題なども一緒。
全ては人間がする事です。
そんなに大きく変わらないんですね。
こうして考えると歴史はタイムマシンと一緒と言う事です。
過去の現象を一時的に見るだけでは、それはその時、起こった、たった1つの出来事。
でも、蓄積すれば、それは未来を予想する非常に大切なデータになるわけです。
つまり、過去と現在、そして、未来は実は同居しているんですね。
さて、テニスに話を戻しますが、もし、あなたが未来を予知する能力を持っているとしたら。
そんなあなたがテニスをしたら?
とっても楽チンだと思いませんか?
だって、事前に次に相手が打ってくるボールがわかるんですよ。
どこに打ってくるかわからない時と比べたら雲泥の差です。
とっても簡単に返球してしまうでしょ?
だって、後出しジャンケンみたいな物ですから。
絶対に負ける事はありません。
いかがでしょう?
テニスの歴史がとっても大切な事がわかっていただけたでしょうか?
歴史に対してこのような考え方が持てるようになると
自分の打ったボールに対しての興味の持ち方。
相手の打ったボールに対しての興味の持ち方。
こういう物が変わってくると思います。
ところで、いわゆる、予測や予想が苦手な人っていますよね。
残念ながら、このような方は歴史に興味がないんですね。
その代わりに、その瞬間瞬間の結果ばかりを気にしています。
「上手くできたか?できなかったか?」
「次はこうしよう、ああしよう」
「今のは良かったか?悪かったか?」
こんな事に興味を持っているわけです。
こんな時、意識は過去と未来を旅しますから、
結局一番大切なタイムマシンに必要なデータを蓄積できないわけですね。
タイムマシンに必要なデータはボールに集中している状態、
つまり、意識を現在進行形に保っている時のみ蓄積できます。
その為に、私は指導する時
「結果は気にしなくても良いから、とにかく、ボールに意識を向け続けなさい」
「結果を評価、分析しないでボールに集中しなさい」
とアドバイスします。
これって、タイムマシンに乗る為には非常に重要な事です。
ボールに集中し、精度の高い情報が蓄積されはじめるとテニスは自然と上達します。
「よくわからないけど、思った所にボールが飛んでいく」
「よくわからないけど、相手の打ってくるコースがわかる」
こんな事が起こるようになります。
これって全て過去の経験を歴史として蓄積した結果です。
その結果、未来制御しているんですね。
凄いですね、人間の体は。
そんな能力が誰にでも備わっています。
もちろん、あなたにも。
あとはその能力を上手く活用するか?
それとも眠らせたままにしておくか?
それだけの違いです。
いかがでしょう?
テニスにおいて歴史がとても大切な事はお分かりいただけたでしょうか?
以上、本日のテーマは「歴史」でした。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
フィーリングテニス
戸村基貴
写真提供:小林一仁(zonephotography)
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