ナダルと言えば、自他共に認める強いメンタルの持ち主です。
ちなみにジョコビッチはあるインタビューで理想の選手のメンタルにナダルを挙げています。
フォアハンド:ラファエル・ナダル(スペイン)
THE TENNIS DAILY
バックハンド:ダビド・ゴファン(ベルギー)
才能:フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)とデニス・シャポバロフ(カナダ)
メンタル:ナダル
身体能力:ガエル・モンフィス(フランス)
サーブ:ニック・キリオス(オーストラリア)
リターン:自分(ジョコビッチ)
ボレー:ピエール ユーグ・エルベール(フランス)とニコラ・マウ(フランス)
フットワーク:ゴファン、ナダル、自分、オジェ アリアシムを組み合わせる
また彼のメンタルの強さに対して、こんな事も言っています。
彼は絶対に諦めないし、ファイティングスピリッツをいつも持っている
実際、彼の試合を観ているととんでもない「強さ」を感じます。
全仏での彼のプレーは神がかってると言っても良いほどです。
そんなナダルはその強さの理由が分かるようなコメントを数多く残しています。
例えば。
忍耐力とは、肉体を酷使して戦い続け、絶対にあきらめず、良いことも悪いことも、良いショットも悪いショットも、幸運も不幸も、行く手に立ちはだかる心を乱すすべてに耐えることだ。
深いですね。
「良い事も悪い事も全てに耐える」
分かっていても中々出来る事じゃないんですけどね。
こんなのもあります。
ダブルフォールトは終わったことだから忘れた。
我慢とは受け入れることだ。物事を思い通りにしようとせず、あるがままに受け入れる。
そして、後ろを振り返るのではなく、前を見る。
つまり、自分の置かれている状況を把握し、冷静に考えることだ。
ここでも彼は「あるがままを受け容れる」と言っています。
さらに、ここでは「物事を思い通りにしようとせず」とまで言っています。
この状態はまさに集中力を高めるために、最も必要な事です。
彼の口からこう言う言葉が聞けると本当にインパクトがあります。
他にはこういう言葉もあります。
1ポイントずつ、集中して、タフにプレーする。
つまらなく聞こえるかもしれないけど、コートに出てやるべき事はそういう事。
とても当たり前の事ですが、ナダルがコメントすると深みが違います(笑)
こうして見るとナダルは特別な事を言っているわけではないんです。
ある意味、既に知っている事と言っても良いでしょう。
ただ、実際にそれを身につける事は簡単な事ではありません。
その為についつい「手っ取り早い方法は無いか?」
と探してしまいがちです。
ですが、それでは結局いつまでも探し続けるだけ・・・
今更ながらですが、本当に大切な事を気付かせてくれます。
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