テニスには「慣れ」も必要

セルフコントロール
この記事は約4分で読めます。

今回のテーマは「慣れ」
「慣れが必要」
これはテニスでも良く使われる言葉ですよね。

「もっと試合に慣れないと」
「もっとサーブに慣れないと」
「もっとネットプレーに慣れないと」
・・・・・・

もしかしたら、あなたにも「もっと慣れたい」と思う事があるかもしれません。

そこで、今日のこの「慣れ」について考えてみましょう。
誰もが初めての事は上手くできなくて当然です。
続けていくうちにだんだん慣れて、うまくできるようになります。

では、どうしたら、早く慣れる事ができるのでしょう?
そもろも「慣れ」とは一体何なんでしょう?

いろんな角度からの答えがありますから、どれが正しいとは一概には言えませんが、私が提案したい早く慣れる為のポイントは「呼吸」です。
「慣れた状態」と「慣れていない状態」は呼吸に一番顕著に現れるからです。

少しテニスから離れて考えてみましょう。
例えば、学生時代にとっても怖い先生がいたとします。
その先生の前に立つと「なぜだか緊張する」。
つまり、「慣れていない状態」。

では、この状態はどうしたら「慣れた状態」、つまり緊張しない状態になる事ができるか?
その大きな鍵が呼吸です。

怖い先生の前では普通に呼吸できていないと思います。
普段の呼吸より浅く、早く、場合によっては呼吸が止まっている事もあるかもしれません。

その先生がいなくなった瞬間に「ふ~」と大きなため息なんかついているなら間違いなく、普通に呼吸できていませんよね。

これが呼吸と緊張が大きく関係している理由です。

さて、それでは、話を元に戻して、テニスでの「慣れ」
実はテニスでも同じ事が言えます。

緊張する場面やショットでは程度の違いはあれど、呼吸は浅く、早くなります。
また先ほどと同様、呼吸が止まっていたりします。

この呼吸を安定させる事で「慣れた状態」に短期間になる事ができます。

「慣れる」には「数」や「経験」が必要であると誰もが思うと思います。
確かにこれらの要素も非常に大切。

関係がないとは言いません。
ですが、数を繰り返したからと言って、慣れるとは限らないんですね。

それはなぜか?
ここでもう一度、怖い先生の話を思い出してください。

怖い先生とはほぼ毎日会っているわけです。
ですが緊張はなくなりません。

また、卒業してから、会う機会があった時はどうでしょう?
やはり緊張する可能性が高いですね。
つまり、回数が増えれば慣れるというように単純には行かないわけです。

さて、これらの事をテニスに置き換えてみましょう。

テニスで緊張して、なかなか慣れない事があったとしましょう。
例えば、試合。

その時は必ず、呼吸は普段と比べて必ず何か変化があるはずです。
この呼吸を普段と同じ状態にする事が必要です。

呼吸が乱れたままではいつまでも「慣れる」事はありません。
だとすれば、試合に慣れる為にはまず、一番最初に必要な事は?

それは試合で呼吸を安定させることです。
これがまず、最優先事項です。

普段と同じように呼吸できるようにならないといくら普段出来ているテクニックや戦術であっても
試合になると同じようにはできなくなります。

その為に試合でまず、実行するべきことは呼吸のコントロールと言う事になります。
戦術やテクニックは二の次です。

まず、呼吸です。
ちなみにこの呼吸のコントロールは本番の試合の時にトライする課題です。

練習では特に緊張しないのに試合で緊張してしまう人は試合が特別になっているわけです。
この特別感を取り除く必要があります。

つまり、練習で呼吸を練習するだけでは駄目なんですね。
本番の試合で乱れた呼吸を安定させる事が一番のポイント。

その為に一番効果的なのは「深呼吸」それも出来れば「腹式呼吸」
これをとにかく、何回も繰り返します。

ポイントとポイントの間。
ゲームとゲームの間。

とにかく、繰り返し、腹式呼吸をします。
この時、多くのプレーヤーは試合の事(戦術など)をイメージする時間に使いがちですが、試合で緊張する人はこの時間に使ってはいけません。

もう一度繰り返しますが、試合で緊張する人がまず、身につけるべき事、
それは「試合に慣れる」事です。

その為には戦術よりも呼吸のほうが大事なんですね。
試合に慣れてしまえば、戦術やテクニックも普段の実力が発揮されるようになります。

いかがでしょう?
呼吸の大切さは分かっていただけましたか?

ちなみに試合を例えに「慣れる」をお話しましたが、例えばネットプレー、レシーブ、サーブ・・・・・

どんな場面でも同じです。
慣れが必要な場面では必ず、呼吸が乱れています。

この乱れを整える事が最優先の課題です(・∀・)b

さて、本日は「慣れ」についてのお話でした。
良かったら参考にしてみてくださいね。

いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス
戸村基貴

写真提供:小林一仁(zonephotography)

コメント

タイトルとURLをコピーしました