一般的にはテニスの練習と言えば、ほとんどが技術の練習をします。
でも、これって実は滅茶苦茶遠回りです。
人は心が動く事で身体が動くように出来ています。
江戸時代の武術の教えにこんな物があります。
「身体は内なる気に応じて、動き 気は心の向かう所に応ずる」
「心の発動がそのまま技となり、形となる」
身体の動きよりも心の動きのほうが優先されるのです。
つまり、こう言う事です。
技術とは?
心の動き(イメージ)⇒ 身体の動き ⇒ フォーム(技術)
ところが残念な事にほとんどの指導は理想とする正しい技術が「まず、ありき」から始まります。
そして、その技術を身につけるように身体を動かし、覚えようとします。
つまり、こんな感じです
正しいフォーム(技術)⇒ 身体の動き ⇒ 記憶
あなたはいかがですか?
多分、上記のようになっていると思います。
もちろん、この方法で上達できているなら、それは素晴らしい事です。
ただ、こんなに難しい方法でさえ、上達できているのであれば、本来の仕組みに沿って練習すれば、驚異的に上達するでしょう。
私はこの方法は、非常に難しい方法であり、上達速度は滅茶苦茶遅い事を確信しています。
それは35年以上、テニス指導を続けてきて出した結論です。
人間本来の仕組みである心(イメージ)の動きに従って、身体が自然に動く。
そして、それが技術に育っていく。
この道筋を辿るとテニスは驚くほど簡単に急に上達します。
だからこそ、初心者の方ほどメンタル的に練習するほうが良いんです。
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