自分らしくテニスする

セルフコントロール
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今回のテーマは「自分らしさ」です。

実は「自分らしく」プレーしている時はメンタルは非常に安定します。
ですが、逆に自分らしくなくなるとメンタルは不安定になります。

「自分らしくない」とは「~ねばならない」「~するべき」
のように正しい答えや理想を求めている状態。

それに対して、「自分らしい」とは「~したい!」
というように、自分の内面から出てきた思いを表現しようとしている時。
この時はメンタルは安定します。

メンタルが安定するとキャッチする情報の質があがります。
ですから、自然と上達する事ができます。

正しい答えや理想を求めて、「~ねばならない」の状態は頭の中が思考状態になりがちです。

ですから、集中力も上がってきません。
その結果、望む結果も出ません。

その為に、ストレスを感じる事が多くなります。
ストレスを感じるのでより集中力は下がる・・・

このような悪循環に陥りがちです。

テニスには正しい答えは存在しません。
個人の感性や感覚でプレーする物なのです。

人の感性や感覚に正解、間違いがあるでしょうか?
例えば、ピカソの絵に正解、間違いがあるでしょうか?

ないと思うんですね。
その人の個性が表現されただけ。

その絵を見た人の好みはもちろん、あると思います。
「ピカソよりもゴッホのほうが好き」という方はおられるでしょう。

でも、「ピカソの絵は間違いでゴッホの絵が正しい」
これはありませんよね。

実はテニスも同じです。
「この打ち方は間違いでこの打ち方が正しい」
こんな事は存在しません。

ですから、トップ選手はみんな違う打ち方をしているのです。
決して理想の正しい打ち方を練習してきたわけではありません。

ただし、自分らしさや自分の想いはあるんです。

例えば。
「地面に着いた後、高く弾んで相手の方へ迫っていくようなボールが打ちたい!」
「左に大きく切れ込んで相手が届かないボールが打ちたい!」
こんな想いは非常に強いです。

そして、この想いを実現するように自分らしく表現した結果がその人の動きや打ち方なんです。

画家や音楽家達が「優しさ」や「強さ」「悲しみ」などを表現しようとして、創造し、結果として生まれてきた物が絵画や楽曲ですよね。

テニスもこのような芸術と全く同じなんです。
ですから、まず、自分の想いが大切なんですよ。

そして、その想いは「自由」で良いんです。
「正しい」または「理想」ではなく、単純に「こうしてみたい」「ああしてみたい」

そんな想いがあれば、後は自由に動くことです。
思い切って動けば良いんです。

そんな練習を繰り返していると自動的に自分のフォームを身につけていきます。
また、同時に自分の想いを達成することもできます。

想いを表現しようとしている訳ですから、その為の動きと結果の両方を手に入れる事ができます。

ですが、正しい動きを身につけようと練習しても「動き」も「ボール」もどちらも手に入れる事はできません。

非常に効率悪いですよね。

そんな事にならないように、ぜひ、自分らしくプレーしてください。
誰がなんと言おうと「自分らしさ」ほど大切な物はありません。

思いっきり「あなたらしさ」が表現されたテニス。
これほど魅力的なテニスはないと思いますよ。

何より、一番楽しいと思います(・∀・)b

ぜひ、「自分らしくプレーする」
これに挑戦してみてください。

きっと新しい何かが見えてくると思います。

本日は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス
戸村基貴

写真提供:小林一仁(zonephotography)

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