ライジングショットを身に付ける為に

テクニック解説
Tennis Ball Photos
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こんにちは!
フィーリングテニスの戸村です。

先日、こんな質問をいただきましたのでちょっとご紹介。

「僕のテニスは何年か前からライジングを主体としています。いわゆる時短です。
そういえば戸村コーチの今年のテーマも時短ですね。もちろん意味は理解しております。(笑)
もともと、テニスを始めてからベースラインから下がるという体験(感覚)があまりなく、ムーンボールのみ下がってストロークしておりました。
(今はムーンボールもライジングで返すことも多いです。)

フィーリングテニスDVDのストローク編でショートラリーを見てから少し下がるようになり、いつも前(ラインのすぐ後ろ10cmぐらいもしくはライン上)に立っていたので、たしかに下がると球も遅く見え余裕があります。
ストロークも安定するような気がします。

もちろんいろんなタイミングで打てるほうがいいですし、ストロークで前後の動きがとても大事というのはわかるのですが、やはり下がるのはあまり好きではないので、ラインのすぐ後ろ(それより前)ですべてのボールをさばくと、やはり前後に動いたときより安定しないのでしょうか?
技術的には難しいとは思いますし、もちろん限度はありますが。
下がると相手に時間を与え、短いボールに対しても早く反応し、動く距離も増え、体力的にも時間的にも不利だと思うのですが?

ストロークというものがもともとよくわからなく、できるだけ早いタイミングでボールを叩き(もしくはスライスで)、ネットで決めるのがもともとのプレースタイルでしたので、ボールを落とすとけっこう気持ちが悪いのです(ちょっと慣れましたが)&下がるとテニスが攻撃的ではなくなる感じなんですが…。」

さて、いかがですか?
実はこの感想、以前の私と全く同じなんです。。
私も、死んだボールを打つのがホントに下手でいつも違和感だらけ・・・
だから、気持ちはとっても良く解るんです。

では、私はこの方になんとお答えしたか?
「なるほど、気持ちは良く解ります。
私も全く同じですから。

結論から言うと、ライジングでプレーする事に何の問題もないと思いますよ。
それによって時間を短くして、攻める、これはとっても良いことです。
ただ、微妙なタイミングを求められるので、不安定になりやすい。
これも間違いがない事です。

では、どうすれば良いか?
答えは簡単、ライジングで安定すれば良いのです。

では、どうすれば、ライジングが安定するか?
1番大切な事はボールとコンタクトするタイミングです。

さて、ここからが本題、私が後に下がって練習する意味はここにあります。
一言でタイミングと言っても、いろんな要素があります。
ボールとの時間、自分の身体の動きの時間、力が入る時間・・・・
これらが全て合って初めて効果的で効率的でありながら安定したライジングショットが打てるようになります。
それらの感覚を手に入れるには打点に対して時間がある状態でなければ、なかなか身につけることができません。

あと、私にも経験がありますが、タイミングが速いと自分からエネルギーを出す必要がないので、ボールにエネルギーを加える感覚を身につけることができません。
ですから、打点を落とした死んだボールをどう打てばよいのか解らないのです。
それが、後に下がるとプレーしにくい理由の一つです。
この状態では、安定したライジングショットを打ち続けることは出来ないでしょう。
ですから、後ろで打つ練習はあくまでもライジングショットを安定させるために必要な練習と私はとらえています。」
こんな感じです。
いかがでしょう?

将来の為に必要な基本的な感覚、これは必ず存在します。
この部分を追い越してしまうと結局は後々、伸び悩む事になるんですね。
良かったら、参考にしてみてくださいね(・∀・)b

いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス

戸村基貴

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