今日はダブルスの前衛の構え方について質問をいただいたのでお答えしたいと思います。
まず、いただいたご質問がこちらです。
「集中力を増すために、ボールを注視する場合、ダブルスの前衛の時は、どうしたら良いでしょうか?
シングルス、ダブルスの後衛の時は、来るボールも打ったボールも注視できます。
ダブルスの前衛の時は、ボールが自分の後ろに消えてから、現れるまで、どうすれば良いでしょうか?
ちなみに私は、相手の前衛を注視しています。
しかし、やはり、シングルス、ダブルスの後衛の時のずっと、ボールを注視できる場合に比べて、集中力が落ちるような感じします。」
この方の仰る通りです。
前衛の時の目線は非常に重要で、意識する対象を間違えると集中力は低下します。
さて、私の答えがこちらです。
「こちらの動画をご覧ください。
この動画を見ると、彼らが自分の後ろにボールがある時もしっかりと後ろを向いて、ボールを目で追いかけているのが分かると思います。
一般的には後ろを向くと反応が遅れてボレーができないと言われます。
ですが、これは間違いです。
例え、後衛がボールを打つ時でも、ボールに集中し続ける事ができれば、反応は逆に速くなります。
後ろを向くと反応が遅れる人は途中でボールへの集中から相手へ意識が移ってしまう事が原因です。
その為に、ボールへの反応が遅れているのです。
この問題を練習すれば彼らのように後衛がボールを打つ時にもボールに集中する事ができるようになって、反応がとても速くなります。」
このようにトップ選手の動画を見ると
「トッププロのしている事は一般の人には難しくてできない」
「彼らは才能があるから出来る」
こんな風に言う方がいます。
でも、本当でしょうか?
彼らは特別な能力があるから、このようなレベルに辿り着いたのでしょうか?
私はそうは思いません。
彼らにだって初心者の頃はあったのです。
その時から、本質を追い求めた結果、トッププロのレベルまでたどり着いたのではないでしょうか?
そう考えると彼らの実践している事は基本中の基本だと私は考えています。
この目線にしても同じです。
反応を速める為には必要な事です。
ちなみにこの目線については既に検証済で、正しくボールに集中する練習をすれば後ろを向いてボールに集中したほうが確実にプレーのパフォーマンスは上がります。
ぜひ、参考にしてほしいと思います。
本日のお話しは以上です。
いつも長文お読みいただいてありがとうございます。
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